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Judas Kiss 鑑賞レポート [出演作品(一般)]

Judas Kiss UK版、注文してから1週間ほどで届きました。リージョン2なので、日本のパソコンで視聴可能です。(映像方式が日本と違うPAL方式なので、テレビにつなぐ普通のDVDプレーヤーでは再生できません。)



ジャケットの写真はリチャード・ハーモンRichard Harmonとショーン。主人公のチャーリー・デイヴィッドCharlie Davidを差し置いて、しかも「ブレント・コリガン」とクレジットされているのは、やはり知名度や話題作りのため? 本編は、ちゃんとショーン・ポール・ロックハート名義になっています。ディスクはリチャード・ハーモンの写真です。

さて、以下はストーリーです。ネタバレ注意!

冒頭はガーデン・パーティーのシーン。憮然とした顔で屋根から下を眺めているザック・ウエルズ(チャーリー・デイヴィッド)は、かつて将来を嘱望された新鋭監督だったが、今は才能も涸れ、映画への情熱も失って、結婚式のビデオ撮影で糊口をしのいでいる。

その彼に、友人の有名監督が、自分の代わりに母校キーストーン大学の映画際で審査員を務めてくれと依頼。ザックはしぶしぶ引き受ける。ザック自身が在学中に最優秀賞を獲得し、ハリウッド入りの足がかりになったコンテストだ。

大学に着いたザックは街のバーに出かけ、そこで出会った青年(リチャード・ハーモン)と一夜を過ごす。

翌日、ザックが最終選考に残った学生の面接を始めると、会場に昨夜の青年が現れる。二人とも驚くが、ザックにとっては、さらに驚愕の事実が判明する。青年の名前はダニー・レイエス。ザックの本名だ。しかも応募作「ジューダス・キス」は、ザックが15年前に賞を取った作品だった。

混乱して会場を飛び出したザックに、キャンパス・ガイドの老人が謎めいた言葉をかける。「これはやり直すチャンスだ。ダニーの過去を変えろ。そうすれば君の未来も変わる」

最初は信じなかったザックだが、ダニーとの共通点は、偶然では説明しきれないほど多い。さらに、在学中に才能を認めてくれた映画学部の学部長まで、ダニーは過去のザックだと認めるような態度を取るに及び、ザックは自分の過去の過ちをダニーが繰り返さないよう、力を尽くすことにする。

ダニーは、同じ映画学部の優秀な学生クリス(ショーン)から好意を寄せられるが、「ジューダス・キス」を見て感銘を受けた、映画祭のスポンサーの息子シェーン(ティモ・デスカンTimo Descamps)からもアプローチを受ける。シェーンの両親はハリウッドの有力者でもある。

しかしダニーの父親は「ジューダス・キス」が人目に触れるのを望まず、上映するなら経済的な支援を止めると息子を脅す。ダニーはクリスに惹かれながらも、打算から、裕福で影響力を持つシェーンと寝て、来学期から一緒に暮らす約束をしてしまう。

映画監督になる夢を実現するために、本当に好きな相手を捨てて、体で金とコネを手に入れる — それはまさに、ザックが過去に犯した過ちだった。ザックはダニーに事情を説明して諭すが、ダニーは信じず受け入れない。

実は「ジューダズ・キス」の脚本は、ザック/ダニーが高校生のとき書きはじめたもので、“在学中の作品に限る”という映画祭の規定に反していた。ザックはその証拠をダニーの父親に渡す。父親から規定違反を知らされた学部長は「ジューダズ・キス」を失格にするが、上映自体は許可されて観客の喝采を受ける。

上映後、ザックが未来の自分だということを受け入れたダニーは、ザックと心を通わせ、自分の将来を尋ねる。

ラストは、冒頭と同じ屋根の上。穏やかな表情で健康そうなダニーがノートパソコンで仕事をしているところに、恋人が海外ロケから帰ってくる。それは有名監督になったクリスだった。

ショーンの演じるクリスは、前年の映画祭で最優秀賞を獲得した学生。とても性格の良い、無垢なイメージのキャラクターです。出番もそこそこ多いし、けっこう得な役柄かも。作品自体も、傑作とは言わないまでも、ちゃんと面白く見られるし、低予算の割にきちんと作ってあります。全体的に、あまり踏み込まないでサラッと流している印象はありますが、そのおかげで約90分と、見やすい長さになっているとも言えそう。ショーン・ファンなら買って後悔することはないでしょう。

DVD特典映像は残念ながら、特にめぼしいものはありませんが、Timo Descampsの「Like It Rough」のミュージック・ビデオが含まれているのはうれしい。You Tubeの動画と内容は同じですが、高画質・大画面(といっても、うちのモニターはたかだか23インチですが…)だと、バンパイヤに襲われるショーンが一段と美しく見えます。

ダニー役のリチャード・ハーモンはストレートだそうですが、違和感なく演じています。彼はコメディーも好きなのに、オーディションに行くと「演技はいいが顔が怒っているように見える」と言われてしまうとか。なるほど! ティモ・デスカン(と発音するようです)は、トレーラーから想像していたほどアクの強い役ではありませんでしたが、こちらもハマっています。

1つだけ納得いかないのは、年を取ってからのクリスがコロコロしたおじさんになっていること。たった15年で、あんな激変はないだろう!

なお、下の動画(最初の読み合わせ)では、ショーンはダニーのセリフも担当していますが、アダルト作品でも不思議と清純に見える(と思うのはファンの欲目?)ブレントには、クリスのほうが合っていると思います。(その一方で、The Velvet Mafiaでは油断のならないキャラも演じていることを考えると、今後、どんな面を見せてくれるのか楽しみです^^)


FL
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